MISAWAHOMES of FINLAND設立30周年記念式典

山梨住宅工業株式会社が出資するMISAWAHOMES of FINLAND OYが、
設立30周年を迎え、8月24日に記念式典が挙行されました。

MISAWAHOMES of FINLAND OY(以下、MHF)は、1994年、
フィンランド共和国、東フィンランド州南サボ県ミッケリ市に設立、
フィンランドの計画的に育成された森林から原木を調達、
年間82,000㎥の製材能力を持つ製材工場です。

特徴としては、設立当初より、南サボ電力株式会社(写真中央の青い建物)と協力し、
木くずや皮などを燃料として提供し、それを燃焼させてできた蒸気と電気を利用する
循環型バイオマスエネルギー工場として稼働していることです。
なお、南サボ電力はミッケリ市全域の電気供給を担っており、
その内の約8%をMHFからの燃料がまかなっています。

製材する樹種は現地の言葉で「Kuusi」と呼ばれるヨーロッパトウヒ。
日本ではスプルースやホワイトウッドと呼称します。
昨年12月には、創業以来の製材量2,000,000㎥を達成。
これは40フィートコンテナに換算して30,000本余りを日本に輸出したことになります。

WOODFIELDグループはこのフィンランドから輸出された木材を
株式会社ティー・アール・アイが輸入、
山梨住宅工業株式会社と株式会社住宅工業岩手工場において
パネル製造に使用しています。
また、株式会社Laatikkoでは、サウナの内装材として
フィンランド産木材を使用しています。

ヨーロッパトウヒの森にて

30周年記念式典には、在フィンランド日本国大使館の岡田隆特命全権大使をはじめ、
ミッケリ市Timo Halonen市長がお祝いに駆け付け、祝辞を述べられたほか、
ミサワホーム株式会社代表取締役社長執行役員作尾徹也氏が挨拶し、
これまでの感謝と未来への期待を述べられました。
また、左手だけで演奏する奇跡のピアニスト、舘野泉さんが記念演奏をしてくださいました。

エピソードを語る舘野泉氏

式典は、従業員の家族や関係者、総勢100名を超える出席者で開催され、
そのあとのパーティーも大変盛り上がりました。

株主として参加した弊社代表北原正倫は、
現地法人の林社長とともに、林氏の故郷の民謡「長持唄」を披露しました。

山梨住宅工業株式会社及び株式会社住宅工業は
これからもミサワホームグループの一員として、
そして、WOODFIELDグループとしても一丸となって、
MISAWAHOMES of FINLAND OYを応援します。

さらに、日本とフィンランドがさらに近くなるような、
交流の輪をひろげていきたいと願っております。