漆喰和紙壁紙「銀雪」
福井県の和紙メーカーと大手ペイントメーカーがコラボして開発された漆喰和紙壁紙。漆喰の効果を持ちつつ、壁紙のように貼れる機能性に富んだ壁紙です。
漆喰は、天然素材で、その防水性から木や土で造られた内外壁の上塗り材としても用いられてきた建築素材です。また不燃素材であることから外部保護材料として、古くから城郭や寺社、住宅、土蔵などに利用され、人々の暮らしを守ってきました。住宅では消臭剤として、蔵ではカビなど細菌の繁殖防ぎます。
漆喰の主成分は強アルカリの消石灰(水酸化カルシウム)で、ウイルス性の病原菌の感染が確認された時に、白い粉末が撒かれるのがその消石灰です。新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する不活性化も実証されています。
※実験施設で接触5分で99.9%の不活性化
近年では、土壁の住宅が少なくなってきたため、漆喰は使われなくなってきていて、施工が安価で簡単な壁紙にとって代わられてきていました。漆喰も壁紙化を期待されていましたが、壁紙を生産するときに、紙を作る繊維を溶かす過程で基材の紙が酸性質となり、水酸化カルシウムと中和反応が起き、漆喰の強アルカリという性質を弱めてしまうため通常の紙材料では漆喰壁紙としては実用化されていませんでしたが、和紙は中性、弱アルカリ性で作成することができるので、漆喰の特徴を活かしつつ、越前和紙の強度をもって実用化することができたのです。
床面積に対してその約70%以上の面積に貼ることで、「銀雪」は機能を発揮し、安心・安全な空間を提供します。初めて施工された壁紙職人の方にも問題なく施工することができます。また、漆喰和紙壁紙「銀雪」は国土交通省が認定する不燃材料として認められた壁紙です。(認定番号:NM-5266) 施設などの大型物件でも使用することができます。
漆喰和紙壁紙「銀雪」をより詳しく知りたい方は、下記、弊社ホームページをご訪問ください。お問い合わせはメールにて対応させていただきます。
https://www.tri-yamanashi.com/ginsetsu