「教育は国と人の未来をつくる」
明治のころ、工部省(現在の総務省、経済産業省、国土交通省)や日本最初の実務技術者養成機関である工学校(後の工部大学校、東京大学工学部)を創設し、東京盲啞学校や工部美術学校(現在の東京藝術大学)に尽力し「日本鉱業の父」と称される山尾庸三の言葉に「教育は国と人の未来をつくる」があります。
山尾はイギリス留学中に働いていたグラスゴーの造船所で、聴覚障害がありながら十分な技能を持って働いている者がいたことに影響され、どんな人でも教育を受ければ技能者になれると主張し、工部省や工学校等の設立に尽力しました。この尽力が後の日本を工業国として当時の先進国・欧米列強に引けを取らないまでに成長させる原動力になったことは想像に難くありません。
私たちは、木材を扱う一見伝統産業のような一面を持ちながら、最新の技術、技能を用いて安全安心で高品質な製品づくりをする工業の一員です。第二次産業と言う言い方もありますが、資源の少ないとされる日本で、資源に加工を施し、付加価値をつける工業が発展してきたのは自明の理であります。この原点が「教育」である、と山尾は説いているのです。
江戸時代まで、日本の主力産業は農業でした。明治になり、そこから国力をあげるために先人たちが考えたのは、いかに日本を富ませ、諸外国と渡り合える力をつけるか、ということでした。その考え方は「殖産興業」というスローガンとして、広められました。余談ですが、山梨住宅工業の前身は「山梨ミサワホームパネル興業」です。当時は「工業」ではなく「興業」の字を使っていました。この社名には「山梨でミサワホームのパネルをつくる業を興す」という意味が込められています。話がそれましたが、様々な技術や技能、創意工夫などは教育によって培われる、ということです。通常の技能・技術の教育に加えて、みなさんには全体朝礼の際に様々な情報を提供したり、グループディスカションで討論をしてもらったり、委員会活動でいろいろな企画や取り組みについて検討してもらったり、小集団活動やQCサークルで改善活動をしたりすることの全てが教育につながっています。これらの目標とするところは、幅広い視野や高い視座を持ってもらったり、討論や対話を通じて物事を深掘りする力を身につけたり、様々な角度から企業活動を見つめ直してもらうことにより、より良い企業づくりを進めて行くことです。
みなさんも興味、関心のあることやこんなことを学んでみたい、知りたい、といったことをどんどん発信してください。勉強会や学習会、セミナーや講座の受講など、みなさんの知的探究心を会社として応援して行きます。さて、山梨住宅工業では、甲陵高校スーパーサイエンスハイスクールの支援をはじめ、様々な教育機関との連携、支援を行っています。今冬、帝京第三高校二年生の山崎心菜さんが、サウナに関する探求のため、短期留学しようとしています。私たちは、八ヶ岳フィンランド協会、ミサワホームズオブフィンランドOY等の協力を得て、山﨑さんの留学を支援します。留学の様子や探求学習の成果については、私たちグループでも様々な形で発信して行こうと思います。また、このほど、北杜市が山梨クィーンビーズのホームタウンとなり、山梨クィーンビーズ後援会北杜市支部が立ち上がったのに合わせ、同支部の理事を拝命しました。これまでも、文化、芸術、スポーツについての支援を行ってきましたが、この度の北杜市支部立ち上げに合わせて、サポーターを募集しています。詳細は、サウナ・スパ&ウェルネス事業部までお問い合わせください。
さて、これらのグループの取り組みをエフエム八ヶ岳で放送中のラジオ番組「喜多san’sBAR♪」の中で発信していきます。現在、毎週金曜日17時からの本放送、日曜日18時からと翌金曜日11時からの再放送の週3回の放送をしていますが、10月の放送から番組内容をリニューアルして、各社の取り組みやラジオCMを放送していきます。ミサワホームグループでも「統合報告書」や様々なメディアを通じて、社員をはじめとする多くのステークホルダーに対して企業活動の内容を発信しています。私たちも、ものづくりや環境への取り組みだけでなく、様々な活動についての発信を増やしてまいりますので、ぜひ注目してください。



