年度初めにあたって
2026年度が始まりました。今年は桜の便りも早くから聞こえてきて、
あたたかな陽気になっています。
それに引き換え、国際情勢をみると、あまり明るくないニュースばかりが目立ちます。
世界情勢が身近な生活にすぐに影響を及ぼすグローバル化の中で、
私たちも「非常時の備え」ということを意識しなければなりません。
現実に、原油ストップによる燃料や樹脂などの原材料不足など、
思いもよらない角度から、影響が出てくることを想定していかなければなりません。
今一度、BCP(事業継続計画)についても、見直しを図っていく必要があります。
さて、話は少し変わりまして、今年のミサワホームグループの年頭標語は、
「変革」です。発表から既に三か月が経過していますが、
みなさんの身の回りで「変革」は起きているでしょうか。
先だって、小さなことの積み重ねが会社を大きく変えていく、という話をしましたが、
私たちの先輩たちが始めた小さな製材会社が、
現在は、6社130名のグループ企業になっています。
急成長ではありませんが、少しずつ確実に積み上げてきた実績です。
2015年のことでした。山梨県中小企業家同友会で、青年部の全国大会があり、
その実行委員長を引き受けたのですが、お役目として、全国の青年部の例会で、
経営体験報告をする機会に恵まれました。
会社の理念や歴史、取り組みや成果などを40~60分、あるいはそれ以上、
各地の同友会でお話しさせていただきました。
その準備の際の「プレ報告」での話です。
奈良同友会の青年部例会で報告をすることになり、
奈良同友会のメンバーが山梨に来て「プレ報告」をしていた時のことです。
ある経営者(仮に「A氏」としましょう)から、
「山梨住宅工業が、40年(2015年当時)も選ばれ続けてる秘訣は何ですか?」
と、問われました。
正直に言って、あまり考えたことがなかったので、少し考えましたが、素直に、
「断らなかったからじゃないか」と答えました。
それに対して、A氏は、
「北原さん、それですよ!」と返してきました。続けて、A氏は、
「断らない、っていうことは決して簡単なことじゃないんです。
技術や技能、予算や材料、機械設備、等々、いろんな条件や制約があるはずなんです。
先方の要求に高い水準で応え続けられたからこそ、切れ目なく発注があるんじゃないですか。」と。
A氏の言葉で、長年の改善や挑戦、努力の積み重ねが、私たちの技術や技能を高め、自信をつけさせ、
それ故に、お客様やパートナー企業からの信頼を獲得でき、
その成果として切れ目のない受注が現在まで続いている、ということに気づかされました。
私たちが「断らないこと」そのための日々の努力や挑戦が間断なく続けられていることが、
私たち自身の未来を切り拓いていくことに他ならないということです。
今年度の始まりにあたって、みなさんにも「断らない」力を身に着けていただきたく、
また、攻撃は最大の防御、というように、
常に挑戦し続ける姿勢で日々の業務に邁進していただきたいと思います。
新年度もはりきっていきましょう!
2026年4月全体朝礼
代表取締役社長 北原正倫

