環境にやさしい漆喰和紙壁紙「銀雪」

現代の住宅では、価格が安く、耐久性も高いことから、約90%の住宅でビニールクロスが使用されています。ビニールクロスはPVC(ポリ塩化ビニル)というプラスティック素材を主原料としたビニールシートを施工用の紙に貼り付けた壁紙です。一般的には約40%が石油由来で、60%が塩素素材です。床面積30坪の家で約50㎏の石油を使用します。

加工のしやすさから、多くの種類の柄、色、デザインで様々な機能を付加できることから、人気のある商品です。しかしながら、生産の過程でプラスティック素材を柔らかくする可塑剤や劣化を防ぐ安定剤を使用するため、25~50%の添加剤が使用されていることは気にしなければなりません。

これらの添加物は安全性は確認されているとのことですが、例えば、焼却炉で燃やされたときに、化石燃料である石油由来製品を燃やすことに排出される物質は紙などを燃やすより多くの温室効果ガスが発生します。また放置された石油由来製品ごみが劣化する過程でメタンなどの温室効果ガスが発生します。もし低温で燃えてしまい不完全燃焼になるとダイオキシンなどの有害物質が発生します。石油由来製品はごみとして埋め立てられたらりすると土の中に含まれる水分や化学物質などが石油由来製品と反応し、有害物質を発生させ、土壌汚染を引き起こします。

また、PVCに使用される添加剤は、科学的に結合していないため、石油由来製品からフタル酸エステル類が浸出する場合があります。欧米や日本でもおもちゃなどには幼児向け用品へのフタル酸エステル類の使用が禁止されています。

これらの理由から、「安全性が確認されている」のは、しっかりと確認をしなければならず、更に限定的な使用方法によるものと考えるのが自然です。

漆喰和紙壁紙は、基材に和紙を使っていて、漆喰塗料を塗りこんだものであるから、ほぼ100%天然素材から生産されています。可燃ごみとして処分することも可能です。
※不燃材料としては銀雪単体では薄いので、単独では不燃材料とはなりませんが、石膏ボードの表面に適切に貼付けをすることで、不燃材料となります。

SDGsの取り組みとして、弊社は石油由来製品の使用を極力避け、このような天然由来の素材を推奨いたします。
7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
9.産業と技術革新の基礎をつくろう
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任使う責任
13.気候変動に具体的な対策を


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https://www.tri-yamanashi.com/ginsetsu